ボックスのサンプル

14シーズン学習院戦直前主力リレー 母良田 迅


『努力は必ず報われる』

初めまして。
3年生でATキャプテンを務めます、背番号5番の母良田迅と申します。
タイトルは聞き覚えがある人も多いと思いますが、それに関連して今回の意気込みを書こうと思います。



僕らの代は2年前、サマーカップでもウィンターカップでも、
あすなろカップでも目標を達成することができず、その度に悔し涙を流しました。

水野さん(※1)と平井さん(※2)の指導のもと、どのチームよりも練習に励んだ自負があります。

それでも、結果を残すことはできなかった。
つまり、僕らの努力は無駄だった、ということ。

これは僕らの代の部員が良く口にする、「結果が全て」という言葉と同じ意味を示していると思います。

(※1 12年度新人チーム学生コーチ)
(※2 12年度新人チーム学生コーチ)



でも、「努力をする」という行為自体は、絶対に無駄にはなりません。
何故ならば、目標に向かって必死で頑張るその過程で成長することができるから。

努力することが、自分に対する大きな自信になるからです。


リーグ戦という大舞台は唯一無二の雰囲気があります。
だから、自分を見失って何をすればいいのか全く分からないという状況に陥ったりもするはずです。

そんな時に何よりも大事なのが、自分たちがやってきたことへの自信。
周りの人にいくら落ち着けと言われても、すぐに落ち着けるわけがない。

でも、自分が誰よりも努力して、誰よりも上手くなったという自信さえあれば、

そんな時に冷静になれる。勝負所で大事なのは、そういう能力だと思っています。



緊張しない人なんていない。
それは相手チームも同じなんだから、焦る必要なんか全くない。
最後の最後は、自分に自信を持ってるやつらが勝つんだと思っています。
あすなろカップで負けてから約1年半、僕たちはさらに練習しました。

今なら自信を持って成長したと言えます。


高校3年間は毎日のように、朝早く起きて朝練に行って、
眠気と戦いながら授業を受けて、そしてその後に夜遅くまで多摩川で練習しました。

振り返ってみれば、本当にラクロスしかしていません。

人生で一番楽しいと言われる高校時代をほとんど遊ばず、

彼女も作らず(れず)ラクロスに打ち込んできた自分たちが、

三部の大学に負けるわけがない。僕はそう思っています。




最後に、一緒に努力をしてきた仲間へ。

リーグ戦初戦の前日おこなった決起会の時、俺は不覚にも半泣きになった。

泣くつもりなんてこれっぽっちもなかったけど、今までの3年間の努力を振り返ったら……うん。

まあ泣けるほど俺らが努力をしてきたっていうことの証だと思う。

こんだけ努力したんだから、そろそろ俺らの努力は報われてもいいと思う。



もう悔し涙はごめんだ。だから、今回こそは、嬉し涙を流そう。

All Out