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HISTORY

ラクロスというスポーツは、日本にやってきてまだ20数年とまだまだ発展途上のスポーツです。
ラクロスをアメリカから日本へ初めて運んできたのは、当時の慶應義塾高等学校の卒業生であり、
また、日本に初めてラクロス部を創設したチームは、慶應義塾大学です。


1984年、日本の雑誌記事に掲載されていたラクロスに興味を持った慶應義塾高等学校の生徒が、
高校卒業後にアメリカ大使館へ問い合わせし、現地の方々の強力で慶應大学にラクロス部を創部。
1986年に慶應義塾大学ラクロス部が、多摩川河川敷グラウンドにて日本で最初の練習を行いました。
我々慶應義塾高等学校ラクロス部は、今現在でもこの多摩川河川敷グラウンドで日々練習を重ねています。

1987年には、慶應義塾大学ラクロス部の学生部員が
他大学の学生たちにラクロス部の創部を呼び掛けたり、
代々木で開催された「東京スポーツフェア」にてラクロスをPRしたりと精力的に活動しました。


同年にはアメリカのJohns Hopkins University(ジョンズホプキンス大学)のラクロス部から、
ドン・ジマーマンコーチと4名の選手が来日し、ラクロスの本格的なコーチングが行われました。
また、慶應義塾大学ラクロス部部員宅にホームステイをするなど、文化的交流も行われました。

更に、慶應義塾大学とアメリカンラクロスクラブによる、日本初めての試合も実行されました。
(結果は2-13でアメリカンラクロスクラブの勝利)




そして1988年2月、慶應義塾高等学校に男子ラクロス部が創部されます。
日本の高校で初めて男子ラクロス部が創部されました。

同年3月には、現在も日本の学生ラクロスリーグを運営している日本学生ラクロス連盟が発足
当時の加盟校数は男女合わせてわずか11校でした。
( [男子]慶應義塾大、東京大、青山学院大、帝京大、立教大、早稲田大、慶應義塾高
    [女子]東京女子体育大、青山学院大、慶應義塾大、聖心女子大 )

東京大学検見川総合運動場では、
慶應義塾大学 vs 東京大学の、日本人チーム同士の初の試合が行われました。


10月には第1回学生ラクロスリーグ戦が開催され、慶應義塾大学が優勝を果たします。
(慶應義塾高等学校ラクロス部は不参加)


慶應義塾が日本にラクロスを開拓させてから約30年、
慶應義塾大学ラクロス部は1985年創部、慶應義塾高等学校ラクロス部は1988年創部。

日本でのラクロスの知名度も飛躍的に上がり、日本のラクロスレベルも進化していく中、
慶應ラクロスは常に日本ラクロスを先導してきたリーダーという誇りを持ち、
先人たちが残したものを引き継ぎつつ、更なる進化を求めるために、日々挑戦し続けています。

左:1988年、江戸川区臨海球技場が初めて公式戦で使用された一戦、慶應大学vs帝京大学
右:2014年、同じく江戸川区臨海球技場で行われた公式戦、慶應義塾高等学校vs駒澤大学