ラクロス(Lacrosse)とは、
「クロス」と呼ばれる、棒の先端に網の着いたスティックを扱い、
ゴム製のボールをパスしたり、拾ったり、落としたり、奪い合い、
そしてシュートを打ち、相手ゴールから得点を狙う球技です。
そのルーツは、数百年前に北アメリカのインディアンが
部族間の争いを平和的に解決にするために用いられていたため
"格闘技"に通じる要素が、ゲームの中に残っています。
そのため、男子ラクロスは【地上最速の格闘球技】としばしば形容されます。
ラクロスは現在ではカナダの国技にもなっており、日本でも着実に競技人口が増加している、
今、注目されつつあるスポーツです。
男子ラクロスでは、
ヘルメット・プロテクトショルダー・アーム・グローブなどの
防具を身につけてプレーします。
その理由は、
ラクロスが非常に激しくエキサイティングなスポーツだからです。
ラクロスでは激しいボディコンタクトが許されており、
時には金属製のスティックで相手を叩くことも可能です。
更に、シュートは時に時速160kmを超えることもあります。
広大なフィールドを駆け巡る様子や、目まぐるしいほど早くて速いパス展開、
一方で非常に頭を使わなければいけない戦術性、そして観客を沸かせる迫力満点のシュート。
以上からラクロスは、様々なスポーツの魅力を詰めたトータルスポーツの呼び声も高いです。
あなたも是非、一度自らの目で【地上最速の格闘球技 ラクロス】を目撃してみてください。
Mid Fielder
ミッドフィルダーはOF(オフェンス)とDF(ディフェンス)の
両方を行い、フィールド全体を駆け回るポジションです。
特に、OFとDFが切り替わるフィールド中盤を支配します。
(画像の選手、Paul Rabil選手の映像
http://youtu.be/Ged-7iVE8NE)
Defender
ディフェンダーは他のポジションと違い、
柄の長いスティックを使用する、DFのスペシャリストです。
ゴールを狙う選手を危険なエリアから押し出し、
時には相手のクロスをたたいて、ボールを奪います。
(画像の選手、Michael Manley選手の映像
Long Mid Fielder
ロングミッドフィルダーは、ロングスティックを持ったMFです。
ディフェンス時は、DF全体の司令塔としてゴールを守り、
オフェンス時はロングスティックを活かした強烈なシュート等で
相手のゴールを脅かす、攻守の要です。
(画像の選手、Kyle Hartzell選手の映像
http://youtu.be/-OFb7BhlQ2I )
Face Offer
ラクロスは、Face off(フェイスオフ)の勝負で始まります。
得失点後もフェイスオフから始まるため、フェイスオフの勝敗は
チームのポゼッション時間に大きく影響を与えます。
そのフェイスオフの専門家が、フェイスオファーです。
(画像の選手、Greg Gurenlian選手の映像
Attacker
アタッカーはOFのみを行う、オフェンスの専門家です。
激しいDFを行うロングスティック相手に、ゴールを狙います。
パス能力やシュート能力などの技術だけでなく、
いかにゴールを奪うかという、アイディア力も必要なポジションです。
(画像の選手、Rob Pannell選手の映像
http://youtu.be/qhSId90JNZI )
Goalie
ゴーリーは、敵からゴールを守る最後の砦でであり、
同時に全てのオフェンスの起点となる重要なポジションです。
相手の鋭いシュートをセーブした(止めた)瞬間は、
会場やチームも大きく湧き上がります。
(画像の選手、John Galloway選手の映像
慶應義塾高等学校ラクロス部(塾高ラクロス部)は、
現在「関東学生ラクロスリーグ 3部リーグ」に所属しております。
「学生リーグ」という名称ですが、このリーグの参加チームは、
塾高ラクロス部以外は全て大学生チームです。
つまり、当部は日本で唯一大学生と戦う高校生ラクロスチームです。
それが認められている理由は、
当部が日本ラクロス界においても確かな伝統を持ち、
所属する3部リーグ上位に位置するという実績を誇っているからです。
(※詳しくは「HISTORY」「RESULT」のページをご覧ください)
以上のことから、
ほとんどの大学チームがラクロスを4年間しかできない中で、
慶應ラクロスは7年間ラクロスができる強みを持っています。
そのため、当部からは数多くの日本代表選手を輩出しております。
(※更に詳しくは以下のページをご覧ください。
→慶應義塾高等学校ラクロス部とは?)
こちらの項目ではラクロスで使われる用語の一部を紹介します。
当ホームページを見る際や、ラクロスをこれから始める際の参考にしてみて下さい。
用語 | 解説 |
クロス | ラクロスで用いる先端に網のついた棒のこと。クロスを用いてパスやシュートを行う。 ロングクロスやゴーリークロスも存在し、また網の深さなどには規定がある。 |
クレードル | 遠心力を利用して、クロスからボールが落ちないようにする運動のこと。 素早く安定したパスやシュートへ移行するために必要な、最も重要な要素の一つ。 |
グラウンドボール | 地面に落ちたボールを体をぶつけて激しく奪い合うシチュエーション。 |
フライ | 選手交代のこと。ラクロスではベンチの選手たちと、時計を止めずにいつでも 選手交代ができるため、試合中もめまぐるしく選手がベンチを行来きする。 |
チェイス | ラクロスではシュートが外れた際、ボールが出たラインに最も近くにいた 選手のチームがボールを保持できる特殊なルールがある。 そのため、シュートが外れた際に両チームの選手がボールを追いかけて ラインに向かって走る光景がみられる。その動きのこと。 |
チェック | ボールを持つ選手の体やクロスを、クロスを用いて叩くこと。 |
クリア | DF陣地から、OF陣地へボールを運ぶ動き・一連の流れ。 |
ライド | OF陣地からクリアしようとする相手からボールを奪う動き・一連の流れ。 |
クリース | ゴールの中央を中心とした半径2.74mの円。OF選手はこの中には入れない。 |
フェイスオフ | 試合開始や得点後などに行われる、ポゼッションを決めるボールの奪い合い。 フェイスオファーと呼ばれる選手がフィールドの中央で行う。 |
エキストラマンオフェンス | 敵チームの反則により、しばらくの間人数有利で行われるオフェンス。 |
マンダウンディフェンス | 自チームの反則により、しばらくの間人数不利で行われるディフェンス。 |