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14シーズン学習院戦直前主力リレー 浅岡 大地


『覚悟と責任』

こんにちは、みなさん初めまして。
慶應義塾高等学校ラクロス部3年 ATで背番号90の浅岡大地と申します。


理由はさておき、塾高ラクロス部でラクロスをプレーするのは今年で4年目となりました。

自分は3年前の2年生の時からスタメンとしてメンバーに入り、リーグ戦でプレーしてきました。
1年生の時に、入れ替え戦で塾高が3部に降格したのを応援席から目の当たりにし、
そこから塾高ラクロス部は「2部昇格」という目標を掲げ続けてきましたが、

一昨年はプレーオフ、去年は学習院戦という大きな壁に阻まれ、2部昇格への道は途絶えてしまいました。




自分もその2年間、"2部昇格"という目標のもと、リーグ戦のフィールドでプレーしていました。
"悔しい"という感情はもちろんありました。だけどもそれよりも実感したのは、"自分の無力さ"でした。
2年生から試合に出させてもらうなんてこんなにいい環境はないし、自分にとってプラスになるもの、
吸収すべき事は沢山あったはず。だけどそれをしっかり吸収する事ができなかった。

そんな自分が腹立たしくて仕方がなかった。



"反骨心"
この言葉は、一瀬主将率いる14シーズンの1年間の中で、自分に対して課した言葉です。
この言葉は一般的にはなんとなく聞こえが悪くて、こんなことを言ってると生意気だとか思われるかもしれません。

自分が今までしてこなかった事は、周りの意見に耳を傾けすぎて"自分らしさ"を失っていた事。
慶大の先輩方、応援してくれている大切な人達、

そしてなによりこの塾高ラクロス部の部員約100人の想いや期待を背負いフィールドに立ってプレーするのは
他でもない、あくまでも自分です。



チームのためにプレーするのは絶対だし当たり前の事だけど、"自分らしさ"を失ってしまっては、
自分自身のためにも、更に言えばその"自分らしさ"を評価して試合に出させてもらっている
チームのためにもならないんじゃないのか?

練習中や試合中もわからない事、納得がいかない事があれば、どんなに小さな事でもコーチや仲間に聞く。
それをしないで自分らしさを失っていくよりも、多少ぶつかり合っても聞いた方がいい。

そんな考えをこの"反骨心"という言葉に込めて、今日まで練習してきました。




僕には夢があります。
それは"日の丸を背負って世界と戦うこと"。

今はその通過点、かといって決して疎かにはできない、とても大きな通過点です。

今年が泣いても笑っても自分にとって塾高ラクロス部としてプレーする最後の年。

今この瞬間の一歩が世界の舞台への一歩になるように努力し、"ALL OUT"のスローガンのもと、

今年こそ必ずや絶対2部昇格を達成させます。




そして4日後の9月2日、長く高く硬くそびえたっていた壁がいよいよ打ち砕かれる時、

自分たちの努力が実を結ぶ時です。

悔いのないよう最後の最後までやりきる、どんな相手でも決して屈しない"覚悟"と、

4年目としての"責任"をもってプレーします。



学習院大学を倒せるのは、塾高ラクロス部しかありません。

拙い文章ですが読んて頂き、ありがとうございました。
応援の程よろしくお願い致します。

14'ALLOUT.