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14シーズン学習院戦直前主力リレー 一瀬 拓也


『仲間と共に』

皆さん、こんにちは。
14シーズン塾高ラクロス部主将を務めております一瀬拓也と申します。
平素よりあたたかいご声援、ご支援をいただき大変感謝しております。
この場をお借りして御礼申し上げます。




僕が主将に就任したのは昨年度の10月のことでした。
昨年度の代では、勝敗の関係で入れ替え戦に出れないことが確定していたため、
新三年生の代だけでリーグ戦の残りの一戦を出場しました。


結果は27-4、大敗でした。

必ず一年後には強くなってこの場所に戻ってくる、そう誓った矢先、練習試合で全治3ヶ月の骨折。
主将に就任してからわずか1ヶ月後です。


チームをまとめなければいけないにも関わらず、プレーすることは出来ない。
途方に暮れていたそんな時、支えになったのは仲間の存在でした。

副将の川崎をはじめ、Gキャプテンの杉本、ディフェンダーの片山、浅野、池垣、
彼らが僕の分までチームを引っ張ってくれたおかげで怪我を治すことに専念することができました。

困ったとき、苦しいときこそ仲間が助けてくれる。

仲間を信頼すれば、その分自分も信頼してもらえる。

そして、その信頼に応えるべく自分は主将としての責任を持ってプレーをする。

気負い過ぎたせいで周りが見えなくなっていた自分に、改めて仲間の大切さを気づかせてくれた。

今となっては良い経験だったと感じています。





あれから10ヶ月。
自分にとって絶対二部昇格とは何か、シーズンが始まってから常に自問自答してきました。

傍から見れば、三部に所属するチームが目指すべき当たり前の目標に過ぎないかもしれませんが、
私にとって二部昇格とは三年間思い描いてきた「夢」です。

この夢のためならと言い聞かせ、どんなにきつい練習でも、

どんなに厳しい状況でも最後までやりきってきました。


スタンドから応援するしかなかった二年前、試合に出ながらも力になれなかった一年前ときに比べ、
皆の期待を背負った主将として、DFを指揮する者としての自覚を持った現在の方が、
その夢にかける思いは遥かに強くなりました。この思いを試合中の一つ一つのプレーで体現します。


キックオフの際、今年はとにかく結果にこだわって欲しいという話をしました。
この考えを胸に10ヶ月間、練習に取り組んできました。

雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も練習してきた自分達の努力が正しかったか、
一瀬拓也という人間が塾高ラクロス部の主将であることが正しかったかを証明する唯一の方法は、
二部昇格という「結果」を残すことだけです。

負けたら終わりのリーグ戦だからこそ、
勝利に貪欲になる姿勢が、ここぞという場面で良いプレーを発揮するための鍵となると思っています。


私たちのために時間を割いて指導してくださるコーチの方々、

日頃から塾高ラクロス部を気にかけてくださるOBの方々、

練習試合の度に引率してくださる顧問の先生方、

ラクロスに取り組める環境を与えてくれた両親、

そして今まで私についてきてくれた仲間。


塾高ラクロス部を支えてくださる全ての方に「感謝」の気持ちを示すために、
必ず二部昇格という結果を残します。





最後に、今まで一緒に練習してきた仲間にメッセージがあります。

「皆、今まで本当にありがとう。そして、一つお願いがある。最後まで俺についてきてほしい。
二部昇格を告げるホイッスルが鳴る、その瞬間まで。
俺が必ずみんなを二部に導く。残り2ヶ月半、共にall outしよう。」 


稚拙な文章に最後まで目を通していただきありがとうございました。
翌日に控えた学習院戦が今年度の結果を占う大事な一戦であることに間違いありません。

皆様のご声援が選手一人一人の支えとなります。
当日は是非会場に足を運んでいただき、ご声援のほどよろしくお願い致します。



“全ては二部昇格のために”

3年 DF 主将 一瀬拓也